1枚目の「ステアリングのホーンマーク」は、不明瞭になると車検で不可になります。以前は「ホーン印シール」で対処したようですが剥がれてしまったようです。そこでインテリアリペアですが「ホーンマークの型抜き」を厚紙で作成しインテリア塗料で塗膜。数回に分けて塗装することで塗膜をかせぎマークを作成しました。チャレンジでしたが、上手く行きました。
2枚目のレザーシートのこげ穴は、スズキ・ジムニーの座面が貫通していました。レザー用充填剤で穴を埋めて成形し、調色(ダークブラウン)を穴周辺にぼかし塗装して仕上げました。
4枚目も同様作業です。
3枚目はモケットシートのタバコによる焦げ穴。表皮貫通しアンコ(スポンジ)も焦げて凹んでいます。新たなスポンジを凹んだ部分にはめ込んだ後、下打ち処理で補強した表皮に3色で作成したモケット繊維を接着して穴を塞ぎました。
5枚目 樹脂ダッシュボードの薬品によるシミで完全に変色していました。表面のシボ模様は無事だったので調色塗装を施しました。
6枚目 ステアリングホイールの劣化。
レザーの擦れとわずかな線傷がレザーをめくっている部分もありました。レザー専用充填剤(パテ)で綺麗にして調色塗装で仕上げています。
7枚目 ダッシュボードの穴はパテ埋め成形になります。これは表皮の剥がれ処理と穴埋め、シボ模様の作成を行っています。フロントガラス等をしっかり養生して作業を行いました。車上で作業する場合はフロントガラスが作業を難しくする場合もあります。ガラスを外したり、ダッシュボード自体を車両から取り外す必要がある時も。外せれば傷の部分リペアや表皮張り替えも充分に行えます。
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